天声人语20120422 高龄老人们的多彩生活
明治最後の年に生まれた映画監督の新藤兼人さんは、95歳の時にこう書いている。「百歳まではとても無理だと思うが、わたしは今、生きている。この一秒を、この十分を、この一日を生々しく生きてる」。それから5年がたって、ご本人の見通しはうれしくも外れた明治最后一年出生的电影导演新藤兼人先生曾在自己95岁的时候这样写道。“本以为自己活不到100岁,但我现在仍然活着。每一秒、每十分钟、每一天都生动地活着”。从那以后过了5年,他本人的预测令人高兴地落空了。
▼現役の輝きを保ちつつ、きょう100歳の誕生日である。去年公開された49作目の「一枚のハガキ」は、自らの兵役体験をもとに作った。好評を博し、映画誌「キネマ旬報」による昨年の日本映画の1位に選ばれた
至今仍活跃在电影界的他,今天迎来了100岁的生日。去年上映的第49部作品《一张明信片》,是他根据自己的兵役体验制作完成的。影片上映后获得了各方的好评,并在电影杂志《Kinema旬报》的评选中荣登去年日本电影第一位的宝座。
▼「かけがえのない人を十把一絡(じっぱひとから)げで殺すのが戦争」という名匠の言葉には、激動を生き抜いた重みがずしりと乗る。この一秒、この一日を積み重ねて至った大台の齢(よわい)である
“将对自己来说无法取代的人粗暴杀害的正是战争”,在这位电影大师的话语中,包含着一种穿越动荡幸存于世的沉重之感。这是一个将每一秒、每一天重叠起来到达的极限之龄。
▼そんな大長老、新藤さんにも先輩はいる。厚労省によれば、全国の100歳以上は昨年で4万7千人を超えている。超高齢のイメージを覆す活躍も多彩に聞こえてくる
这位大长老新藤先生也有先辈。据厚生劳动省的统计,日本全国100岁以上的老人去年超过了4万7千人。然而我们也听到了各种各样的,和超高龄的印象大相径庭的老人们在各界活跃的消息。
▼医師の日野原重明さん、ベストセラー詩人の柴田トヨさん……。有名人だけではない。頂戴(ちょうだい)した公募の歌集「老いて歌おう第10集」を開いたらこんな歌があった。〈百とせをすごせし梅の切り株に朱き茸(たけ)生ゆ二つ三つ四つ〉。106歳の福島ミヤさんの作だ
医生日野原重明先生,创造畅销冠军的诗人柴田丰……不只是这些有名的人。听了别人送我的征歌集《老了以后唱歌吧第10集》后,有这样一首歌曲。(超过100岁的梅树的残株上长出了红色的蘑菇,两棵三棵四棵)。这是106岁的福岛宮的作品。
▼〈人間といううれしいものに生まれ来て百四歳の今日も歌詠む〉は池田ハルヱさん。みずみずしさにこちらの心も潤ってくる。きれいごとばかりの老いではないだろう。だが「うれしいもの」に生まれた喜びを、老若が分かち合える、この国でありたい。
(作为人这种令人喜悦之物出生已经104岁了,但今天我还在歌唱),这是由池田春由所作。歌中显露出来的清新鲜活仿佛把我的心灵也滋润了。不是所有的老后都充满了令人欢喜的事情吧。然而却希望我们的国家能够将这种“作为令人喜悦之物”出生的喜悦,让老幼共同分享。